コラム:アニラジは何が面白いのか?

 このblogをやるようになって、前よりも意識的にアニラジを聴くようになった。
 アニラジ自体は前から聴いていたが、それでもこんな風に「blogの記事に出来ないかなー」などと考えて結構たくさん聴くようになった(数えていないが週に10本以上は聴いているから、まあたくさんといえる程度には聴いているはず)。
 それで今更思うことは「アニラジは何が面白いのだろう?」ということだ。
 アニラジの特徴は、というか普通のラジオ番組の特徴は、特別なことがあまりないということ・日常の出来事をだらだらとおしゃべりすることが非常に多いということだ。
 改めて意識的に聴いてみると、あまりにもどうでも良いトークが多いので紹介が非常に難しいのがアニラジだと気づいた。改めて、本当にどうでもいい内容が多いと思う…けどそれが面白いと思うんだよ。
 
 テレビのバラエティ番組と違うのは、アニラジは「普通・日常」だということ。それが面白いというのは、つまりは人間が普通に生きていると、日常の中に結構面白い出来事があるということではないのかと思う。そしてその些細な出来事を面白いと思うことは、かなり高級な趣味ではないかと思う。日常の機敏を感じ取るという点で、アニラジが楽しめるというのは非常に高級な感性がいるのではないかと思う。
 
 そしてラジオの特徴である小規模で双方向性な所。パーソナリティとおしゃべりしているかのような感覚を感じられるところも、ラジオ番組の大きな魅力であり、そして実際問題ほとんどの番組では葉書・メールは結構採用されやすい(私ですら読まれたことが何度かある)。
 
 現在のようにインターネットラジオがたくさんあって地上波でもアニラジがたくさんあるということは、それがそれなりに人気であり、それ以上に運営にコストがかからないのでコストパフォーマンスが良いということなのだろうけど、番組の内容に魅力があるという点は多分間違いないと思う。そんなことを考えてみた。