アニメ「スクールランブル」26話(最終話)を見て

 スクランがいよいよ終わってしまった。なんというか、寂しい…。
 アニメを見ていて、時々終わってしまって寂しいと思う作品があるけれども、スクランもそのうちの一つである。
 
 やっぱり学園ものって良いなと思った。播磨が奮闘するその姿に、心打たれる。天満ちゃんへの熱くて報われない想い。そして空回り・すれ違い。コメディとして描かれているが播磨の「漫画」を通して成長していくその姿も非常に励まされるものだった。
 アニメファンの間ではそれほどブームになった作品ではないが、私は毎週楽しみに見ていたし、上質な学園コメディといって間違いのない作品だと思う。
 
スクラン二学期」が始まって第一話を見たときは正直ここまでハマるとは思っていなかったけど、途中から毎週見逃せない作品となり、そして受験があったにもかかわらず毎週見続けた数少ない作品だった。
 最終回でも、結論は出さないままで終わった。原作もそろそろラストに近いから、この微妙な関係性がどう決着するのかは原作を待つけど、アニメ版は非常にうまく終わらせてくれたと思う。十分に及第点。それどころか、見ていて良かったと思える作品だ。
 
 声優、という点で見ても、播磨役の高橋さん、天満役の小清水さんともに非常な名演技だったと思う。お二人の声があってこそのスクランという気がする。
 良い作品だったと思う。